騒音距離減衰計算ツール

基準距離での騒音レベルから、距離が変わったときの騒音レベルを点音源・線音源の簡易式で概算します。 距離変更によるdB変化の一次確認や、複数音源を合成する前の条件整理に使えます。

この計算は自由音場を仮定した概算です。法令適合、境界騒音、作業環境測定、保護具選定、職場の安全性判断には使用しないでください。 個人ばく露量、8時間TWA、騒音用量の計算には対応していません。

騒音距離減衰の入力

計算結果

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点音源と線音源の違い

点音源は小さな機械や単独音源を簡略化したモデル、線音源は長いライン状の音源を簡略化したモデルです。 実際の工場では反射、壁、遮音、機械の指向性、背景音が影響するため、現場測定と合わせて確認してください。

複数音源がある場合

距離減衰は1つの音源を別の距離へ概算する計算です。複数音源を評価する場合は、各音源の距離条件をそろえたうえで、騒音レベル合成でまとめて確認してください。

使用式

  • 距離比 = 目標距離 / 基準距離
  • 点音源の距離減衰量 = 20 × log10(距離比)
  • 線音源の距離減衰量 = 10 × log10(距離比)
  • 推定騒音レベル = 基準距離の騒音レベル - 距離減衰量

計算例

点音源で基準騒音レベル 90 dB、基準距離 1 m、目標距離 4 m の場合、距離減衰量は約 12.0 dB、推定騒音レベルは 78.0 dB です。 線音源として同じ条件を使うと、距離減衰量は約 6.0 dB、推定騒音レベルは 84.0 dB です。

結果の読み方

距離減衰量は、基準距離から目標距離へ離れたときの簡易的な低下量です。 点音源か線音源か、反射や遮音の有無、暗騒音、測定位置で結果は変わります。 複数音源を同時に見る場合は騒音合成、時間加重平均を見る場合はTWAへ進みますが、境界騒音、作業環境測定、保護具選定、法令適合はこの結果だけでは判断しません。

入力値の注意点

  • 騒音レベルは0 dB以上200 dB以下、距離は0より大きい値で入力してください。
  • 目標距離が基準距離より短い場合、距離減衰量は負になり、推定レベルは高くなります。
  • 距離が半分になる場合、点音源の簡易式では約6 dB、線音源では約3 dB高くなる目安です。
  • 反射、遮音、吸音、周波数特性、指向性、暗騒音はこの計算では補正しません。
  • 点音源・線音源の簡易式は、測定方法や評価時間を定めた騒音評価の代替にはなりません。
  • 法令、境界騒音、作業環境、保護具の判断には、現在の基準、測定方法、専門家判断を確認してください。

FAQ

距離が2倍になると必ず6 dB下がりますか。
点音源の簡易式では約6 dB下がります。線音源では約3 dBです。実際の現場では反射や遮音条件で変わります。
距離が半分になる場合も計算できますか。
計算できます。目標距離が基準距離より短い場合は推定騒音レベルが高くなります。ただし、近距離では音源の大きさ、方向性、測定位置の影響が大きくなるため、目安として扱ってください。
音の距離減衰の目安として使えますか。
点音源・線音源を単純化した距離減衰の目安には使えます。境界騒音、作業環境測定、保護具選定、法令適合は、この計算結果だけでは判断できません。
壁や防音カバーの効果も計算できますか。
できません。このページは距離だけの簡易計算です。遮音、吸音、囲い込みは別途評価してください。
この結果で騒音規制や作業環境の合否を判断できますか。
判断できません。測定方法、評価時間、規制値、会社ルール、専門家確認が別途必要です。個人ばく露量や騒音用量もこのページでは計算しません。
距離補正した値を騒音合成に使えますか。
条件整理の一次確認には使えます。ただし、点音源・線音源、方向性、背景騒音、周波数特性が大きい場合は、現場測定や専門家確認を優先してください。