フィルター圧力損失・交換目安計算
風量、フィルター寸法、基準圧力損失、実測差圧、最終圧力損失から、面風速、フィルター圧力損失、ファン動力への影響、交換・清掃目安を概算します。 ダクト圧力損失計算やファン動力・静圧計算へ進む前に、フィルターまわりの条件を整理したい場合に使えます。
このページで扱う範囲
このページは、基準風速での圧力損失から運転時の圧力損失を概算するモードと、実測差圧を最終圧力損失と比較するモードを用意しています。 フィルターの圧力損失は、種類、ろ材、粉じん負荷、湿り、目詰まり、取付状態により大きく変わります。
本ページは概算用です。最終的な交換時期、清掃時期、ファン選定では、メーカー資料、差圧計の実測値、運転時間、衛生・品質基準を確認してください。
計算結果
-
使用式
フィルター面風速:
v = Q / A
基準圧損からの概算:
ΔP = ΔP_ref × (v / v_ref)^n
交換・清掃目安:
交換目安 [%] = ΔP / ΔP_final × 100
フィルター圧損分のファン軸動力影響:
P = Q × ΔP / η
注意事項
- フィルター圧力損失は、ろ材、捕集効率、粉じん負荷、湿り、目詰まり、風量分布、取付状態により変わります。
- 基準圧力損失と最終圧力損失は、メーカー資料や現場の管理基準に合わせて入力してください。
- 交換・清掃目安は差圧だけでなく、衛生基準、品質基準、運転時間、外観、臭気、設備保全計画と合わせて判断してください。
- HEPAフィルターやクリーンルーム用途では、リーク試験、捕集性能、差圧管理基準も別途確認してください。
- このページは概算用であり、最終的なフィルター選定や交換時期を保証するものではありません。
FAQ
フィルターの交換目安は差圧だけで決めてよいですか?
差圧は重要な目安ですが、それだけで決めるのは危険です。メーカー指定の最終圧力損失、衛生・品質基準、運転時間、現場点検結果を合わせて判断してください。
基準圧力損失とは何ですか?
メーカー資料などに記載される、特定の面風速での初期圧力損失や代表圧力損失です。このページでは、その値を基準に運転面風速での圧力損失を概算します。
面風速が高いと何が問題ですか?
面風速が高いと圧力損失が増え、ファン動力や騒音、ろ材への負荷が増える場合があります。捕集性能や寿命にも影響することがあるため、メーカー推奨範囲を確認してください。
ファン動力への影響はどう見ればよいですか?
フィルター圧力損失分の空気動力を、入力したファン効率で割った概算値です。実際の消費電力はファン曲線、モーター効率、インバーター、運転点により変わります。
最終圧力損失を超えたら必ず交換ですか?
多くの場合は交換・清掃の強い目安になりますが、最終判断は設備の管理基準に従ってください。差圧計の不具合、風量変化、バイパス漏れがないかも確認してください。