冷却塔・水処理計算まとめ

冷却塔の性能確認、水量収支、水質確認、薬注量の概算に使う計算ページを目的別に整理した入口ページです。 アプローチ・レンジ、濃縮倍率、ブロー量、補給水、導電率、硬度・アルカリ度、pH中和、LSI/RSIなどを確認し、必要なページへ進めます。

本ページは計算ページへの案内用です。実設備の水処理条件は、水質分析、薬剤仕様、設備材質、運転管理基準を合わせて確認してください。

濃度換算、希釈、pH、ppmv⇔mg/m3 など冷却塔以外も含めて整理したい場合は、 水処理・濃度計算まとめから確認できます。

節水やCOC改善を検討するときは、補給水・ブロー量の削減額だけでなく、導電率、水質リスク、薬注量、追加管理費も同じ流れで確認すると安全です。

まず確認する順序

  1. 冷却塔のアプローチ、レンジ、循環水量など、熱的な運転状態を確認する。
  2. 濃縮倍率、ブロー量、補給水量を確認し、水量収支を整理する。
  3. 導電率、硬度、アルカリ度、LSI/RSIなど、水質の傾向を確認する。
  4. 薬注量や希釈条件を概算し、薬剤仕様や管理基準と照合する。
  5. 節水額、排水処理費、薬剤費、追加管理費を合わせて、正味の改善効果を確認する。

水質確認

水質値の単位やスケール・腐食傾向の目安を確認します。

薬注・濃度調整

薬液量や希釈条件を概算し、入力濃度の単位をそろえます。

使い分け早見表

確認したいこと 使うページ 注意点
冷却塔が十分に冷えているか アプローチ・レンジ・効率計算 外気湿球温度、負荷、循環水量も合わせて確認します。
ブロー量や補給水量を見たい 濃縮倍率・ブロー量計算、補給水量計算、運転費計算 水量収支を確認したうえで、補給水費・排水処理費・薬剤費を年単位で整理してください。
水質の傾向を見たい 導電率、硬度・アルカリ度、LSI/RSI LSI/RSIは傾向確認用の指標であり、水質管理条件を決めるものではありません。
薬液量を概算したい 薬注量計算、希釈・濃度調整計算 薬剤濃度、比重、注入先流量、薬剤仕様を確認してください。

安全上・運用上の注意

冷却塔の水処理は、スケール、腐食、微生物、薬剤安全、排水基準などが関係します。 このサイトの計算結果は条件整理と概算の目安として使い、実際の管理値や薬剤設定は水質分析、薬剤メーカー資料、設備管理基準を優先してください。

FAQ

濃縮倍率だけで水処理条件を決められますか?

決められません。濃縮倍率は水量収支の重要な指標ですが、導電率、硬度、アルカリ度、pH、薬剤仕様、設備材質も合わせて確認します。

COC改善で節水額が出たら次に何を見ますか?

導電率、LSI/RSI、薬注量、排水条件、追加管理費を確認します。水量削減だけで判断せず、スケール・腐食・微生物管理を含めて正味効果を見ます。補給水量、ブロー量、薬注量、運転費のページを同じ条件で見直すと、節水額と管理リスクを分けて説明しやすくなります。

LSI/RSIは何に使いますか?

水がスケール傾向か腐食傾向かを確認する目安です。実際の判断では、分析値、温度、流速、薬剤管理条件も合わせて見ます。

薬注量計算の結果をそのまま設定値にできますか?

そのまま設定値にするのは避けてください。薬剤の有効成分濃度、比重、注入設備、目標管理範囲、安全データシートを確認してください。希釈液を使う場合は、原液濃度ではなく希釈後の有効成分濃度で計算しているかも確認してください。

どのページから使い始めるのがよいですか?

冷却性能の確認ならアプローチ・レンジ、水量収支なら濃縮倍率・ブロー量、水質確認なら導電率や硬度・アルカリ度から使うと整理しやすいです。費用を見たい場合は、補給水量・ブロー量・薬注量をそろえてから運転費ページへ進むと前提がぶれにくくなります。

冷却塔トラブル時もこのページから見ればよいですか?

水質・薬注・濃縮倍率が疑わしい場合はこのページが入口になります。出口水温、アプローチ、循環水量、チラーCOPなど温度・熱負荷側の症状が中心なら、冷却塔トラブルガイドや冷却水トラブルガイドで現象を切り分けてから、水質計算へ戻ると確認漏れを減らせます。