ポンプ動力計算
流量、揚程、圧力差、密度、効率からポンプの必要動力を概算できます。 揚程ベースと圧力差ベースの2つの方法で計算でき、配管圧力損失計算や動力・出力単位換算と合わせた条件確認に使えます。
実際のポンプ選定では、余裕率、ポンプ特性、NPSH、配管損失、装置損失、流体粘度、実運転点なども確認してください。
この計算で確認できること
流量と揚程からポンプ動力を計算したい場合は「揚程から計算」を使います。 配管圧力損失や装置の圧力差が分かっている場合は「圧力差から計算」を使うと、必要動力をW、kW、hp、PSで確認できます。
例: 水を 0.01 m3/s 流し、揚程10 m、効率70%で運転する条件の必要動力を概算できます。
計算結果
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使用式
揚程から計算する場合:
P = ρ g Q H / η
圧力差・圧力損失から計算する場合:
P = ΔP Q / η
- P: 必要動力 [W]
- ρ: 密度 [kg/m3]
- g: 重力加速度 9.80665 [m/s2]
- Q: 流量 [m3/s]
- H: 揚程 [m]
- ΔP: 圧力差・圧力損失 [Pa]
- η: 効率 [-]
注意書き
この計算は概算です。実際のポンプ選定では、余裕率、ポンプ特性、NPSH、配管損失、装置損失、流体粘度、運転点を確認してください。
圧力差モードでは、入力する ΔP に配管・装置・高さ差など必要な損失を含めるかを確認してください。
揚程モードでは、静揚程と損失水頭の扱いに注意してください。効率はポンプ効率または総合効率として扱います。
この結果はモーター容量選定そのものではありません。最終的な機器選定ではメーカー資料や設計基準を確認してください。
よくある質問
ポンプ動力とモーター容量は同じですか?
同じではありません。この計算結果は必要動力の概算です。実際のモーター容量は、余裕率、運転条件、起動条件、ポンプ特性などを考慮して選定します。
揚程と圧力損失はどう違いますか?
揚程は流体に与えるエネルギーを高さで表したものです。圧力損失は配管や装置で失われる圧力で、流体密度を使って揚程に換算できる場合があります。
ポンプ効率は何%で入力すればよいですか?
実機のポンプ性能曲線や仕様値が分かる場合は、その値を入力してください。分からない場合は仮定値で概算し、最終選定ではメーカー資料を確認してください。
圧力損失からポンプ動力を計算できますか?
圧力差モードで、流量、圧力損失、効率を入力すると概算できます。配管圧力損失計算で求めた ΔP を使う場合は、必要な損失が含まれているか確認してください。