ポンプ年間電気代・運転費計算
流量、揚程または圧力差、密度、ポンプ効率、モーター効率、年間運転時間、電力単価から、ポンプの入力電力、年間電力量、年間電気代を概算します。 既知のkWだけで計算する場合ではなく、ポンプ条件から運転費へつなげたい場合に使います。
このページは電気代・削減見込みの一次確認用です。実際のポンプ選定では、性能曲線、運転点、NPSH、配管損失、流体粘度、インバータ制御、実測電力、運転パターンも確認してください。
このページで確認できること
- 流量と揚程、または流量と圧力差から、ポンプの入力電力と年間電気代を概算できます。
- ポンプ効率・モーター効率の改善前後を比較し、年間電力量と電気代の削減見込みを確認できます。
- 測定済みの入力電力だけで計算する場合は、モーター・ポンプ・ファン電気代計算ページを使ってください。
計算結果
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使用式
揚程から計算する場合:
水動力 Pw = ρ g Q H
圧力差から計算する場合:
水動力 Pw = ΔP Q
入力電力と年間電気代:
入力電力 = 水動力 / (ポンプ効率 × モーター効率)
年間電力量 = 入力電力 × 年間運転時間 × 平均負荷率 / 100
年間電気代 = 年間電力量 × 電力単価
計算例
水を100 m3/h、揚程30 mで送液し、ポンプ効率70%、モーター効率90%、年間4000 h、平均負荷率80%、電力単価25円/kWhとすると、 入力電力は約12.97 kW、年間電力量は約41510 kWh、年間電気代は約103.8万円です。
同じ条件でポンプ効率が60%から75%へ改善すると、年間削減見込み額は約24.2万円です。これは一次概算であり、実際の運転点や実測電力で見直してください。
入力値の注意点
- 圧力差モードでは、ポンプで補う圧力差・圧力損失を入力します。系内の絶対圧や吐出圧そのものとは区別してください。
- 揚程には静揚程、配管損失、装置損失など、計算に含めたい条件が反映されているか確認してください。
- 平均負荷率は、年間を通じた入力電力の平均的な割合です。負荷変動が大きい場合は負荷プロファイルや実測値を優先してください。
- このページは機器選定や省エネ効果を確定するものではありません。投資判断では工事費、保守費、運転条件の変化も確認してください。
よくある質問
ポンプ年間電気代はポンプ動力計算と何が違いますか?
ポンプ動力計算は流量・揚程・効率から必要動力を求めるページです。このページは、その動力に運転時間、負荷率、電力単価を掛けて年間電力量と年間電気代まで確認するページです。
測定済みのkWがある場合もこのページを使いますか?
測定済みの入力電力がある場合は、モーター・ポンプ・ファン電気代計算ページを使う方が直接的です。このページは、流量や揚程などのポンプ条件から概算したい場合に向いています。
ポンプ効率とモーター効率はどの値を使えばよいですか?
可能であれば、実際の運転点に近いポンプ性能曲線の効率と、使用するモーターの効率を入力してください。分からない場合は仮定値で一次概算し、メーカー資料や実測値で見直してください。
インバータによる省エネ効果も計算できますか?
このページでは効率改善前後の比較に限定しています。回転数制御や三乗則を使った省エネ効果は、インバータ省エネ効果計算ページで確認してください。