冷却塔薬注量計算

冷却塔の処理水量、目標薬注濃度、薬剤有効成分濃度、薬剤密度から、薬剤注入量を概算します。 既知の注入量から薬注濃度を逆算する確認にも使えます。

このページで扱う範囲

薬注濃度は有効成分としての濃度(mg/L)として扱い、薬剤は有効成分濃度と密度が分かっている液体薬剤として概算します。 薬剤の種類、処方、殺菌剤・防食剤の選定、濃度管理基準の判定は扱いません。

実設備では水処理会社の管理基準、SDS、薬剤仕様書、注入ポンプ能力、ブロー量、補給水水質、法令・安全基準を確認してください。









%

kg/L

薬剤有効成分濃度を100%にすると、薬剤そのものを有効成分として扱う概算になります。製品濃度や密度は薬剤仕様書で確認してください。

計算結果

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使用式

目標薬注濃度から薬剤注入量を求める場合:

F = Q × C / 10^6 / a / ρ

注入量から薬注濃度を逆算する場合:

C = F × ρ × a × 10^6 / Q

  • F: 薬剤注入量(L/h)
  • Q: 処理水量(L/h)
  • C: 薬注濃度(mg/L、有効成分として)
  • a: 薬剤有効成分濃度(質量分率)
  • ρ: 薬剤密度(kg/L)

注意書き

  • 本ページは注入量の概算用です。薬剤の選定、濃度管理基準、法令適合、安全性を判断するものではありません。
  • 薬注濃度は有効成分基準として扱います。製品濃度、希釈液濃度、表示濃度の基準を取り違えないでください。
  • 実設備では注入ポンプの最小・最大吐出量、脈動、背圧、薬液粘度、タンク希釈、連続注入/間欠注入を確認してください。
  • 冷却塔ではブロー量や補給水量が変わると薬剤消費量も変わります。水量条件もあわせて確認してください。

FAQ

薬注濃度のmg/Lは何を基準にしますか?

本ページでは有効成分としてのmg/Lを基準にします。製品そのもののmg/Lで管理する場合は、有効成分濃度を100%として扱うか、管理基準に合わせて入力してください。

薬剤密度はどの値を使いますか?

薬剤仕様書やSDSに記載された密度を使ってください。水で希釈した薬液を注入する場合は、希釈後の薬液密度と有効成分濃度に合わせる必要があります。

ブロー量や補給水量からも確認できますか?

処理対象にする水量をどこに置くかで結果が変わります。循環水量、補給水量、ブロー量のどれを基準に管理するかは、薬剤の目的と管理基準に合わせてください。

殺菌剤や防食剤の適正濃度を決められますか?

いいえ。本ページは注入量の計算だけを行います。適正濃度や薬剤選定は、水処理会社、薬剤メーカー、設備管理基準に従って確認してください。