ポンプ選定条件整理計算

配管圧力損失、局所損失、機器損失、静揚程、流量から、ポンプ選定時に整理したい全揚程、圧力差、概算動力をまとめて確認します。 配管圧損計算や全揚程計算で得た結果を、ポンプ条件へつなげるための補助ページです。

本ページは一次整理用です。実際のポンプ選定では、ポンプ性能曲線、運転点、NPSH、効率、流体粘度、温度、メーカー仕様、余裕率の妥当性を確認してください。









吐出側が吸込側より高い場合は正、低い場合は負で入力します。



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計算結果

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計算式

既知の圧力損失を揚程へ換算し、静揚程と余裕率を加えてポンプ選定用の条件として整理します。

  • hloss = ΔPloss / (ρg)
  • Hbase = hloss + Δz
  • Hselection = Hbase × (1 + margin)
  • Phyd = ρgQHselection
  • Pshaft = Phyd / η

余裕率は入力された全揚程に対して単純に掛けています。社内基準、メーカー選定、制御方式、配管変更余地によって扱いが異なるため、最終選定では過大・過小の両方に注意してください。

使い方の目安

  1. 配管圧力損失計算で直管の圧力損失を求める。
  2. 局所損失計算で弁、継手、入口・出口などの損失を整理する。
  3. フィルター、熱交換器、ノズルなどの装置損失を加える。
  4. 高低差、密度、流量、効率、余裕率を入力し、ポンプ選定用の全揚程と概算動力を確認する。

実務で確認したいチェック項目

計算結果は、ポンプ選定の入口条件をそろえるためのものです。型式やモーター容量を決める前に、少なくとも次の項目を分けて確認してください。

  • 流量条件: 定格流量だけでなく、最小流量、最大流量、将来増量、バイパス運転の有無を確認する。
  • 全揚程の内訳: 直管損失、局所損失、装置損失、静揚程、吐出側と吸込側の圧力差を混同しない。
  • 運転点: 計算した流量・揚程が、メーカー性能曲線上で安定して運転できる範囲に入るか確認する。
  • NPSH: 吸込条件が厳しい場合は、NPSHaとNPSHr、液温、蒸気圧、吸込配管損失を別途確認する。
  • 動力とモーター: 概算軸動力、ポンプ効率、モーター効率、標準モーター容量、起動条件を分けて見る。
  • 液性と材質: 温度、粘度、腐食性、固形分、スラリー性、シール方式、接液材質を確認する。
  • 制御方式: 弁絞り、インバータ、台数制御、並列運転の有無により、必要な余裕や運転点が変わる。

このページで扱わないこと

  • ポンプ性能曲線との交点、実運転点、並列・直列運転の詳細判定
  • NPSH、キャビテーション、吸込側条件の詳細評価
  • 粘性液、スラリー、気液二相流、非ニュートン流体の補正
  • 標準モーター容量やメーカー型式の自動選定