硬度・アルカリ度換算 | mg/L as CaCO3・meq/L

水の硬度やアルカリ度を、mg/L as CaCO3、ppm as CaCO3、meq/L、mmol/L as CaCO3 などの形に換算します。 冷却塔、ボイラー、水処理、薬注量計算で分析値や管理値の単位をそろえるときの確認に使えます。 LSI/RSIへ入力する前に、カルシウム硬度と総アルカリ度がどちらも mg/L as CaCO3 基準かを確認してください。

このページで扱う範囲

本ページは硬度・アルカリ度の当量換算、Ca・Mg濃度からの全硬度概算を行うページです。 水質診断、スケール・腐食判定、薬品選定、飲料水基準の適否判定は行いません。

分析報告書では、mg/L as CaCO3、mg/L as Ca、mg/L as Mg、mg/L as HCO3- など表示基準が異なります。 入力前に、値が何を基準にした濃度かを確認してください。

STEP 1

入力条件

換算モードと濃度・単位を入力してください。

硬度換算では °dH、°fH、gpg も扱います。アルカリ度換算では mg/L as HCO3- は重炭酸イオン換算の概算として扱います。

mg/L as Ca
mg/L as Mg

分析値が CaCO3換算ではなく、Ca、Mgそのものの mg/L として表示されている場合に使います。

計算結果

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使用式

meq/L = (mg/L as CaCO3) / 50.04345

mmol/L as CaCO3 = (mg/L as CaCO3) / 100.0869

Ca硬度 as CaCO3 = Ca[mg/L] × 50.04345 / 20.039

Mg硬度 as CaCO3 = Mg[mg/L] × 50.04345 / 12.1525

mg/L as HCO3- ≈ meq/L × 61.0168

入力値の注意点

  • mg/L as CaCO3 は、硬度やアルカリ度を炭酸カルシウム換算で表した値です。
  • ppm as CaCO3 は、希薄な水溶液では mg/L as CaCO3 とほぼ同じ目安として扱えます。
  • mg/L as HCO3- はアルカリ度の重炭酸イオン換算の概算です。pHによる炭酸種分布は計算していません。
  • 冷却水やボイラー水の管理では、pH、導電率、TDS、シリカ、塩化物、温度、薬注条件もあわせて確認してください。
  • 最終判断では、分析方法、滴定終点、報告単位、管理基準を分析報告書や運用基準で確認してください。

計算例

  • 硬度 100 mg/L as CaCO3 は、約 2.00 meq/L、約 1.00 mmol/L as CaCO3、約 5.60 °dH です。
  • 2 meq/L は、約 100.09 mg/L as CaCO3、約 1.00 mmol/L as CaCO3 です。
  • Ca 40 mg/L、Mg 12 mg/L の場合、全硬度は約 149.3 mg/L as CaCO3 です。
  • アルカリ度 100 mg/L as CaCO3 は、重炭酸イオン換算で約 121.9 mg/L as HCO3- の目安です。

よくある間違い

  • Ca濃度 mg/L と、CaCO3換算の硬度 mg/L as CaCO3 を同じ値として扱わないでください。
  • 単なる mmol/L と書かれている場合は、CaCO3基準なのか、CaやMgなど成分基準なのかを確認してください。
  • アルカリ度の mg/L as HCO3- は、炭酸系の化学平衡を完全に表す値ではありません。
  • 硬度・アルカリ度だけで、スケール・腐食リスクや薬注量を確定しないでください。

FAQ

mg/L as CaCO3 とは何ですか?

硬度やアルカリ度を、炭酸カルシウムに換算して表した濃度です。CaCO3は1当量あたり約50 mgとして扱うため、成分そのものの mg/L とは意味が異なります。分析報告書の表示基準を確認してください。

硬度とアルカリ度は同じ単位なら同じ意味ですか?

同じではありません。どちらも mg/L as CaCO3 や meq/L で表されることがありますが、硬度は主にCa・Mgなど、アルカリ度は酸を中和する能力の目安です。

CaとMgから全硬度を計算できますか?

Ca濃度とMg濃度が mg/L as Ca、mg/L as Mg として分かっている場合、CaCO3換算の硬度を概算できます。ただし、他の多価イオンや分析方法の違いは別途確認してください。

この結果から薬注量を決められますか?

決められません。本ページは単位換算と条件整理用です。薬注量や水質管理値は、対象設備、薬品仕様、実測値、管理基準、安全手順に従って確認してください。

LSI/RSI計算に入れる硬度・アルカリ度はどれですか?

LSI/RSIでは、カルシウム硬度と総アルカリ度を mg/L as CaCO3 基準でそろえるのが基本です。Ca濃度やHCO3-濃度のまま入力すると指標がずれやすいため、分析報告書の表示基準を確認してから換算してください。全硬度しかない場合は、カルシウム硬度を別途確認する方が安全です。

全硬度だけでスケール傾向を判断できますか?

判断できません。全硬度にはカルシウム硬度とマグネシウム硬度が含まれるため、LSI/RSIでは特にカルシウム硬度を分けて見る必要があります。導電率、pH、アルカリ度、シリカ、温度、薬注条件もあわせて確認してください。