水処理・濃度計算まとめ

水処理、濃度調整、薬注、排ガス・作業環境の濃度換算で使う計算ツールを、目的別に整理した入口ページです。 濃度単位の換算、希釈、pH・中和、ppmv⇔mg/m3、導電率、硬度・アルカリ度、冷却塔の濃縮倍率・ブロー量・薬注量まで、確認したい条件に近い計算へ進めます。

このページは、濃度・pH・水質関連の計算ページを選ぶための入口で、入力条件の整理と概算が目的です。 薬剤選定、管理値、安全判断、実設備の設定は、計算結果だけで決めないでください。 実設備ではSDS、薬剤仕様書、水質分析、設備材質、管理基準、安全基準を確認し、必要に応じて水処理会社または薬剤メーカーに確認してください。

まず確認する順番

  1. 濃度の単位がそろっているかを確認します。
  2. 希釈・調整量、pH・中和量、ガス濃度など、目的に近い計算を選びます。
  3. 冷却塔や循環水では、導電率・硬度・濃縮倍率・ブロー量・薬注量をまとめて確認します。
  4. 結果が現場の水質管理値や薬剤仕様と合っているか、測定値ベースで見直します。

濃度換算・希釈・pH中和

mg/L、ppm、wt%、mol/Lなどの単位をそろえ、希釈量や概算中和量を確認したいときの入口です。

排ガス・VOC・ガス濃度

ppmv、mg/m3、標準状態、温度・圧力補正を確認し、環境測定や作業環境の単位をそろえます。

水質指標・スケール傾向

導電率、硬度、アルカリ度、LSI/RSIを使い、循環水や補給水の傾向を整理します。

用途別の選び方

目的 最初に使う計算 あわせて確認する条件
薬液を指定濃度へ薄めたい 希釈・濃度調整計算 原液濃度、最終液量、発熱・安全手順
排ガスやVOCの濃度単位をそろえたい ppmv ⇔ mg/m3 換算 分子量、温度、圧力、標準状態の定義
冷却塔の水処理条件を整理したい 冷却塔の水処理計算まとめ 補給水・循環水の導電率、ブロー、薬注濃度
スケール傾向を確認したい LSI/RSI スケール指数計算 pH、硬度、アルカリ度、温度、TDS

入力値の注意点

  • ppm、mg/L、mg/m3は、液体・気体・標準状態の違いで意味が変わる場合があります。
  • pHや中和計算は、強酸・強塩基の単純化モデルを使うページがあります。緩衝液、多価酸、弱酸・弱塩基では実測確認が重要です。
  • 冷却塔の計算では、飛散損失、ブロー、補給水、薬注方式を同じ前提でそろえてください。
  • 導電率や硬度からの判断は、腐食・スケール・微生物管理を総合して確認します。

よくある間違い

  • 液体の ppm と気体の ppmv を同じ意味として扱う。
  • mg/m3 の温度・圧力条件を確認せず、標準状態の値と比較する。
  • 薬液の有効成分濃度と製品濃度を取り違える。
  • 冷却塔の濃縮倍率だけを見て、補給水質やブロー条件を確認しない。

FAQ

ppm と mg/L は同じですか。

水のように密度が約 1 kg/L の希薄水溶液では近い値として扱うことがありますが、厳密には密度や対象物質の条件を確認してください。

pH・中和計算だけで薬注量を決められますか。

概算の入口として使えますが、実際の薬注量は水質、緩衝成分、薬剤仕様、測定値、安全手順を踏まえて調整します。

冷却塔の濃縮倍率は高いほどよいですか。

補給水質、スケール、腐食、薬剤、ブロー量のバランスで判断します。単独の数値だけで運転条件を決めないでください。