p管理図・不良率管理限界計算ツール

サブグループごとの検査数と不良数から、不良率p、pバー、p管理図の上方管理限界UCLと下方管理限界LCLを計算します。 日別、ロット別、シフト別、ライン別など、同じ定義で検査数と不良数を継続して記録している場合の一次確認に使うページです。

このページはp管理図の算術チェック専用です。工程の管理状態、点の並び、連、傾向、ゾーン、社内SPCルール、合否、出荷、顧客承認、監査適合、認証、品質保証は判定しません。

検査数と不良数を入力

1行を1サブグループとして、検査数と不良数をカンマ、読点、タブ、空白のいずれかで区切って入力してください。例: 500,4。小数、指数表記、3桁区切りカンマ、単位文字、%記号は使えません。

計算結果

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結果の読み方

p管理図は、検査した個数に対する不良品・不適合品の割合を見る属性データ向けの管理図です。 このページでは、全行の不良数合計を検査数合計で割ったpバーを中心線CLとして扱い、各サブグループの検査数 n_i に応じてUCL/LCLを計算します。

検査数が行ごとに異なる場合は、管理限界も行ごとに少し変わります。管理限界の外に見える点があっても、このページでは異常判定や処置指示は行いません。

計算式と出典

サブグループ i の検査数を n_i、不良数を d_i として、各行の不良率 p_i と全体のpバーを求めます。

  • p_i = d_i / n_i
  • pバー = 不良数合計 / 検査数合計
  • UCL_i = pバー + 3 × √(pバー × (1 - pバー) / n_i)
  • LCL_i = pバー - 3 × √(pバー × (1 - pバー) / n_i)
  • 表示上は、LCLが0未満なら0、UCLが1を超える場合は1に丸めます。

計算式は NIST/SEMATECH e-Handbook section 6.3.3.2 のp管理図の式を参照しています。属性データ向け管理図の使い分けは NIST/SEMATECH e-Handbook section 6.3.3 も確認してください。

計算例

500,4 / 520,3 / 510,5 / 495,2 / 505,4 の5行を入力すると、総検査数は2,530、総不良数は18、pバーは0.7115 %、pバーppmは7,114.6 ppmです。 1行目の検査数500ではUCLは1.8391 %、LCLは0 %として表示されます。

使う前の注意点

  • p管理図は、検査数に対する不良品・不適合品の割合を見るためのページです。1個の中に複数欠陥がある件数を扱うc管理図・u管理図の計算ではありません。
  • 長さ、重量、濃度、時間、圧力などの測定値そのものには使わないでください。測定値のサブグループはXbar-R管理図のページを確認してください。
  • 検査方法、不良定義、検査対象、期間、ライン、サブグループの作り方が途中で変わると、同じp管理図として並べにくくなります。
  • 測定システム、検査システム、サンプリング計画、抜取検査、AQLはこのページでは評価しません。
  • 管理限界は規格限界ではありません。Cp/Cpk/Ppkや仕様限界とは分けて確認してください。

他ページとの違い

  • 不良ppm: 1条件の観測不良率とppmを確認するページです。
  • 不良率信頼区間: 観測不良率の不確かさをWilson区間で確認するページです。
  • 不良カテゴリPareto: 不良分類ごとの構成比と累積比率を整理するページです。
  • Xbar-R管理図: 測定値のサブグループ平均と範囲を見るページです。
  • 管理限界: 中心値と標準偏差から簡易的な3σ範囲を確認するページです。

FAQ

検査数がサブグループごとに違っても使えますか。
使えます。この初期版では各行の検査数 n_i を使って、行ごとにUCL/LCLを計算します。
不良数が0の行ばかりでも使えますか。
計算はできますが、0件だったことは将来の不良や工程リスクが0であることを示しません。検査数、期間、不良定義を合わせて確認してください。
p管理図の点がUCLを超えたか判定できますか。
このページでは判定しません。点の位置、連、傾向、ゾーン、社内ルール、処置要否は別途確認してください。
c管理図やu管理図にも使えますか。
使えません。このページは検査数に対する不良品・不適合品の割合を見るp管理図専用です。欠陥数や単位あたり欠陥数の管理図は対象外です。