チョコ停・短停止ロス計算ツール
チョコ停・短停止の回数、平均停止時間、計画稼働時間、理想サイクルタイムを入力して、短停止時間、計画時間に対する割合、能力換算ロス、目標条件との差を概算します。 大きな停止時間だけでは見えにくい、数秒から数十秒の細かな停止がどれだけ時間と能力を使っているかを一次確認するためのページです。
短停止として見る閾値は、利用者側のローカル定義をそろえるための入力です。このページはOEE方針を決めるものではありません。 停止ロス、速度ロス、品質ロスのどこへ分類するかは、現場の記録ルールに合わせて確認してください。
短停止条件の入力
計算結果
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見ているロスの考え方
このページでは、短停止の合計時間を「短停止回数 × 平均停止時間」で見ます。1回あたりの停止が短くても、発生回数が多い場合は計画稼働時間の中で無視しにくい時間になります。 そのため、現状条件と目標条件を同じ定義で並べ、どれだけ時間差があるかを先に確認します。
能力換算ロスは、短停止時間を理想サイクルタイムで割った単純な換算です。実際の増産量、納期回答、作業者配置、設備投資の判断には、製品ミックス、品質、段取り、バッファ、勤務体制、日程制約を別に確認してください。
使用式
- 現状の短停止時間 = 現状の短停止回数 × 現状の平均停止時間 / 60
- 目標の短停止時間 = 目標の短停止回数 × 目標の平均停止時間 / 60
- 回収できる時間差 = 現状の短停止時間 - 目標の短停止時間
- 短停止時間割合 = 短停止時間 / 計画稼働時間
- 能力換算ロス = 短停止時間秒 / 理想サイクルタイム秒
- 短停止頻度 = 短停止回数 / 計画稼働時間 h
計算例
計画稼働時間480 min、現状の短停止回数120回、現状の平均停止時間18秒、目標の短停止回数80回、目標の平均停止時間12秒、短停止として見る閾値60秒、理想サイクルタイム30秒/個の場合。 現状の短停止時間は36.0 min、目標の短停止時間は16.0 min、回収できる時間差は20.0 minです。 現状の短停止時間割合は7.5 %、現状の能力換算ロスは72.0 個、回収できる能力換算差は40.0 個、現状の短停止頻度は15.0 回/hです。
入力値の注意点
- 短停止として見る閾値は分類の目安です。閾値を超える停止を短停止に含めるかは、現場のローカル定義でそろえてください。
- 平均停止時間は秒/回で入力します。分単位の停止時間をそのまま入れると、能力換算ロスが大きくずれます。
- 小数の停止回数は、期間平均、ライン平均、製品群平均などの代表値として扱う場合だけ使ってください。
- 目標条件の短停止時間合計が現状を上回る場合は、回収時間の比較にならないため入力を受け付けません。
- OEE、停止時間損失、ライン能力、段取り替えロスとは目的が違います。短停止だけで改善優先度を決めないでください。
他の設備計算との違い
OEE計算は、可動率、性能稼働率、良品率をまとめて確認します。 ライン能力・ボトルネック計算は、工程ごとのサイクルタイムから静的な能力差を見ます。 段取り替え・切替ロス計算は、品種切替や段取り時間のまとまったロスを見ます。 このページは、数秒単位で繰り返す短停止を同じ記録定義で集計するための補助ページです。
FAQ
- チョコ停はOEEの停止ロスに入れますか。
- このページでは決めません。短停止を停止ロスに入れるか、速度ロスに入れるか、別集計にするかは現場のOEE定義に合わせてください。
- 短停止として見る閾値は何秒にすればよいですか。
- 標準値は置いていません。設備、製品、記録ルール、停止理由の分類に合わせ、現場で継続して使える秒数を入力してください。
- 能力換算ロスが出れば、その分だけ生産数が増えますか。
- 増えるとは限りません。品質、段取り、製品ミックス、下流工程、在庫、作業者条件、日程制約によって実際の生産数は変わります。
- 平均停止時間と回数のどちらを改善すべきですか。
- このページだけでは決めません。停止理由、復帰作業、発生工程、作業者の観察記録、設備状態を合わせて確認してください。
- 短停止後の計画対実績を確認できますか。
- 短停止の時間影響を見た後、計画数量と実績数量の差を見たい場合は、生産達成率・必要ペース計算で残り必要ペースを確認してください。