製品ミックス加重平均サイクルタイム計算ツール
製品ごとの数量またはミックス比率とサイクルタイムから、製品ミックス全体の加重平均サイクルタイム、総必要時間、利用可能時間との差を概算します。 単一品目のタクト確認だけでは見えにくい、品目構成が変わったときの時間負荷を一次確認するためのページです。
このページは入力した前提での静的な時間計算です。生産スケジュール、人員配置、納期確約、ラインバランス、製品ミックス最適化、在庫方針、設備投資を決めるものではありません。
製品ミックス条件の入力
計算結果
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このページで見ていること
数量モードでは、各製品の数量にサイクルタイムを掛け、合計必要時間を総数量で割って加重平均サイクルタイムを求めます。 比率モードでは、入力した比率を合計値で正規化し、総計画数量に配分して製品別の推定数量と必要時間を求めます。
利用可能時間との差は、入力した時間枠と総必要時間の単純な差です。実際の停止、段取り替え、検査、搬送、品質確認、材料待ち、前後工程の制約を含むものではありません。
使用式
- 数量モード: 必要時間 = 数量 × サイクルタイム
- 数量モード: 加重平均サイクルタイム = 総必要時間 / 総数量
- 比率モード: 正規化比率 = 入力比率 / 比率合計
- 比率モード: 推定数量 = 総計画数量 × 正規化比率
- 利用可能時間との差 = 利用可能時間 - 総必要時間
- 負荷率 = 総必要時間 / 利用可能時間
- 利用可能時間から見た概算能力 = 利用可能時間 / 加重平均サイクルタイム
計算例
数量モードで、品目Aが400個・0.60 min/個、品目Bが300個・0.90 min/個、品目Cが300個・1.20 min/個の場合、 総必要時間は240 + 270 + 360 = 870 min、総数量は1,000個、加重平均サイクルタイムは0.870 min/個です。 利用可能時間が900 minなら、差は+30 min、負荷率は96.7 %です。
比率モードで、品目A:50、品目B:30、品目C:20、総計画数量1,200個なら、推定数量は600個、360個、240個です。 サイクルタイムが0.50、0.90、1.40 min/個の場合、加重平均サイクルタイムは0.800 min/個、総必要時間は960 minです。
入力値の注意点
- 同じ製品境界、同じ期間、同じサイクルタイム定義でそろえてください。
- 段取り替えや洗浄をサイクルタイムに含めるかどうかは、入力前に現場ルールとしてそろえてください。
- 比率は100にそろっていなくても使えます。入力比率の合計で正規化して計算します。
- このページは順序、待ち行列、バッファ、WIP、在庫、材料、検査待ち、搬送待ちを扱いません。
- 結果は出荷可否、納期、残業、人員追加、設備購入、製品ミックスの優先順位を決める根拠にはしないでください。
関連する設備計算との違い
タクト・サイクルタイム計算は、必要ペースと実測ペースを見るページです。 ライン能力・ボトルネック計算は、複数工程の中で静的な制約工程を見るページです。 このページは、複数製品の構成比をサイクルタイムに重み付けして、製品ミックス全体の時間負荷を見るページです。
並列設備の台数を見たい場合は必要台数計算、 仕掛量やスループットとの整合を見たい場合はWIP・リードタイム計算も確認してください。
FAQ
- 加重平均サイクルタイムとは何ですか。
- 製品ごとの数量や比率でサイクルタイムを重み付けした、製品ミックス全体の平均的なサイクルタイムです。
- 数量モードと比率モードのどちらを使えばよいですか。
- 製品別の数量が決まっている場合は数量モード、構成比だけが決まっていて総数量を別に置きたい場合は比率モードを使います。
- 比率は100にそろえる必要がありますか。
- 必要ありません。2:3のような比率でも、50:30:20のような構成比でも、合計値で正規化して計算します。
- 段取り替え時間を入れてもよいですか。
- このページには段取り替え専用の入力欄はありません。自社ルールとして各製品のサイクルタイムに含める場合は、全製品で同じ考え方にそろえてください。
- この結果で生産順序や人員を決められますか。
- 決められません。順序、段取り、停止、検査、搬送、前後工程、人員、カレンダー条件は別に確認してください。
- 製品ミックスの最適化に使えますか。
- 使えません。入力したミックスの時間負荷を見るための概算であり、どの製品を増減すべきかは判断しません。