スクラップ・手直しコスト計算ツール

対象数、スクラップ数、手直し数、スクラップ単価、手直し単価から、スクラップ・手直しの発生率と粗い影響額を確認します。 歩留まりや不良率だけでは見えにくい、数量と単価を掛けた影響の大きさを短時間でそろえるためのページです。

このページは入力値だけを使う概算です。正式な会計処理、品質保証、出荷判定、改善優先度の決定には、対象期間、品目、単価の定義、重複カウントの有無を別途確認してください。

スクラップ・手直しコストの入力

期間内の検査数、投入数、対象ロット数など、分母にする件数を整数で入力します。
廃棄、再利用不可、社内でスクラップ扱いにした件数を入力します。
追加作業、修正、再検査などで手直し扱いにした件数を入力します。スクラップ数と重複しないようにします。
材料、加工、廃棄などを含めた1件あたりの粗い単価を、任意の入力通貨で入力します。
手直し1件あたりの粗い単価を入力します。空欄のまま手直し数がある場合、合計影響額は計算しません。

計算結果

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この計算で分かること

スクラップ・手直しの件数は、歩留まりや不良率だけでなく、粗い単価と掛け合わせることで現場確認の優先度を考えやすくなります。 たとえば不良率が同じでも、単価が高い品目や手直し作業が重い品目では、影響額の見え方が変わります。

一方で、このページは入力された件数と単価だけを使います。追加検査、滞留、納期影響、原因調査、顧客対応などは含めません。 複数品目を混ぜる場合は、品目別に計算してから合計を見る方が、影響の大きい箇所を見つけやすくなります。

使用式

  • 影響件数 = スクラップ数 + 手直し数
  • スクラップ率 = スクラップ数 / 対象数
  • 手直し率 = 手直し数 / 対象数
  • 影響率 = 影響件数 / 対象数
  • スクラップ影響額 = スクラップ数 × スクラップ単価
  • 手直し影響額 = 手直し数 × 手直し単価
  • 合計の粗い影響額 = スクラップ影響額 + 手直し影響額

計算例

対象数10,000、スクラップ数120、手直し数80、スクラップ単価1,800、手直し単価650の場合、スクラップ率は1.20 %、手直し率は0.80 %、影響率は2.00 %です。 スクラップ影響額は216,000入力通貨、手直し影響額は52,000入力通貨、合計の粗い影響額は268,000入力通貨になります。 対象数1件あたりでは26.80入力通貨/個、影響件数1件あたりでは1,340.00入力通貨/個です。

手直し数があるのに手直し単価を空欄にした場合、手直し影響額と合計影響額は「計算なし」と表示します。空欄を0として扱うと、影響を小さく見積もるおそれがあるためです。

入力前の注意

  • スクラップ数と手直し数は重複しない件数にしてください。
  • スクラップ数と手直し数の合計は、対象数以下にしてください。
  • 単価は任意の入力通貨で扱います。円、ドル、社内換算単価などを混ぜないでください。
  • 手直し単価が未確定の場合は空欄でも計算できますが、合計影響額は表示しません。
  • 正式な社内報告に使う前に、対象期間、対象品目、除外条件、単価の根拠を確認してください。

FAQ

手直し単価が分からない場合はどうすればよいですか。
手直し数だけを入力し、手直し単価は空欄にできます。その場合、スクラップ影響額は表示し、手直し影響額と合計影響額は計算なしとして扱います。
スクラップ数と手直し数は同じ品目を両方に入れてよいですか。
同じ品目を両方に入れると二重に数えることになります。最終的にスクラップ扱いになったもの、手直しで戻したものなど、現場の数え方を先に決めてください。
歩留まり・RTYとの違いは何ですか。
歩留まり・RTYは数量の残り方や工程ごとの通過率を見る計算です。このページは、その件数に単価を掛けて粗い影響額を見るための計算です。
単価には何を入れればよいですか。
材料、加工、廃棄、追加作業などのどこまで含めるかを決めたうえで、同じルールの単価を使ってください。複数の単価ルールを混ぜると比較しにくくなります。