保全費/稼働時間計算ツール

対象期間の保全費用と稼働時間から、保全費/稼働時間、100時間あたり保全費を計算します。 任意で停止時間と生産数量を入力すると、停止を含めた記録時間あたりの保全費、保全費/個、稼働時間/個も確認できます。 設備ごと、ラインごと、月次・四半期などの単位をそろえて、保全費の大きさを一次確認するためのページです。

このページは、保全費用を稼働時間で割った管理指標を整理するものです。 製品原価、会計処理、設備更新、投資回収、ベンダー選定、保全周期、予備品方針をこの結果だけで決めないでください。 故障頻度はMTBF/MTTR、停止影響は停止時間損失、設備効率はOEEで分けて確認してください。

保全費と稼働時間の入力

必須入力

任意入力

任意入力です。空欄の場合は停止を含めた記録時間あたりの保全費を算出しません。
任意入力です。空欄の場合は保全費/個と稼働時間/個を算出しません。

計算結果

-

このページで見ている指標

保全費/稼働時間は、同じ期間・同じ設備範囲で集計した保全費用を稼働時間で割った値です。 設備ごとの費用感を並べる、月ごとの変化を見る、停止時間や生産数量とあわせて背景を確認する、といった用途に向いています。 ただし、費用科目、外注費、部品費、社内工数、予防保全、突発修理をどこまで含めるかで値は変わります。

停止時間を入力した場合は、稼働時間だけで割った値と、停止を含めた記録時間で割った値を並べます。 生産数量を入力した場合は、保全費/個と稼働時間/個も表示します。 任意入力が空欄の場合は、該当する派生指標を算出なしとして扱います。

使用式

  • 保全費用/稼働時間 = 対象期間の保全費用 / 稼働時間
  • 100時間あたり保全費 = 保全費用/稼働時間 × 100
  • 停止を含めた記録時間 = 稼働時間 + 停止時間
  • 保全費用/記録時間 = 対象期間の保全費用 / 停止を含めた記録時間
  • 停止時間比率 = 停止時間 / 停止を含めた記録時間
  • 保全費/個 = 対象期間の保全費用 / 生産数量
  • 稼働時間/個 = 稼働時間 / 生産数量

計算例

保全費用1,200,000円、稼働時間600 h、停止時間40 h、生産数量20,000個の場合、 保全費用/稼働時間は2,000 円/h、100時間あたり保全費は200,000 円/100hです。 停止を含めた記録時間は640 h、保全費用/記録時間は1,875 円/記録h、停止時間比率は6.25 %、 保全費/個は60 円/個、稼働時間/個は0.0300 h/個です。

入力値の注意点

  • 保全費用、稼働時間、停止時間、生産数量は、同じ期間・同じ設備範囲にそろえてください。
  • 保全費用に、部品費、外注費、社内工数、予防保全、突発修理、設備点検費をどこまで含めるかを決めてから比較してください。
  • 稼働時間が小さい場合は、少額の費用でも円/hが大きく見えます。短期間だけで判断しないでください。
  • 停止時間を含める場合は、故障停止、段取り停止、計画停止、待ち停止の定義をそろえてください。
  • 生産数量を含める場合は、良品数、総生産数、ロット数など、分母の定義をそろえてください。

他の設備指標との違い

MTBF/MTTR計算は故障頻度と復旧時間を見ます。 停止時間損失計算は停止時間の影響額を概算します。 OEE計算は停止・速度・品質ロスを分けて設備効率を見ます。 保全費/稼働時間は費用を時間でならす指標なので、これらのページとあわせて確認すると、費用と設備状態を混同しにくくなります。

FAQ

保全費/稼働時間が高いほど悪い設備ですか。
このページでは良し悪しの判定はしません。対象期間、設備範囲、費用カテゴリ、稼働時間の定義が違うと値も変わります。まず同じ条件で比較してください。
生産数量が空欄でも使えますか。
使えます。生産数量が空欄の場合は、保全費/稼働時間と100時間あたり保全費を中心に表示し、保全費/個と稼働時間/個は算出なしにします。
停止時間を0と空欄にする場合は何が違いますか。
0は停止時間が0 hとして入力された扱いです。空欄は停止時間を使わない扱いで、停止を含めた記録時間あたりの保全費は算出なしになります。
製品原価として使えますか。
この結果をそのまま製品原価には使えません。ここでは入力した保全費と稼働時間だけを使うため、労務費、減価償却、共通費、会計上の配賦条件は含みません。