WIP・リードタイム計算ツール
平均WIPとスループットから、Little's Law型の関係で推定リードタイムを概算します。 任意で観察リードタイムを入力すると、同じ工程境界で見た推定値との差分と比率も確認できます。
このページは、WIP、スループット、リードタイムの単位と測定範囲が合っているかを一次確認するためのページです。 納期保証ではありません。かんばん枚数、バッファ量、スケジュール、人員配置、設備投資、出荷可否を決めるものではありません。
WIPとスループット条件の入力
計算結果
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このページで見ること
WIPは工程内に滞留している平均仕掛量、スループットは同じ工程境界から出ていく平均数量です。 この2つを同じ期間・同じ品目・同じ入口出口でそろえると、平均的なリードタイムを WIP / スループット で概算できます。
観察リードタイムを入力した場合は、WIPとスループットから見た推定値に対して長いか短いかを表示します。 差分が大きい場合は、待ち、滞留、検査待ち、搬送待ち、停止、バッチ待ち、WIPの数え方、スループットの平均期間を見直してください。
使用式
- スループット(個/h) = 個/日入力の場合は スループット(個/日) / 24
- スループット(個/日) = 個/h入力の場合は スループット(個/h) × 24
- 推定リードタイム(h) = 平均WIP / スループット(個/h)
- 推定リードタイム(日) = 推定リードタイム(h) / 24
- 差分(h) = 観察リードタイム(h) - 推定リードタイム(h)
- 比率 = 観察リードタイム(h) / 推定リードタイム(h)
- 差分率(%) = (比率 - 1) × 100
計算例
平均WIPが240個、スループットが60個/hの場合、推定リードタイムは240 / 60 = 4 hです。 観察リードタイムが5 hなら差分は+1 h、比率は1.250 倍、差分率は+25.0 %です。
平均WIPが1200個、スループットが600個/日の場合、スループットは25個/hです。 推定リードタイムは1200 / 25 = 48 h、つまり2日です。観察リードタイムが3日なら、観察値は推定値の1.5倍です。
入力値の注意点
- 平均WIP、スループット、観察リードタイムは、同じ工程境界でそろえてください。
- スループットは、瞬間最大能力ではなく、比較したい期間の平均値として入力してください。
- 日単位は24時間換算です。操業日、シフト日、カレンダー日のどれを使うかは入力前にそろえてください。
- WIPが0の場合、推定リードタイムは0 hです。観察リードタイムがある場合でも比率は表示しません。
- 観察リードタイムが未入力の場合や、推定値が0 hで比率を出せない場合は「算出なし」と表示します。
- この計算は定常平均の整合性チェックです。待ち行列モデル、在庫方針、かんばん枚数、バッファ量、納期回答、出荷判断には使わないでください。
FAQ
- Little's Lawだけでリードタイムを確定できますか。
- 確定できません。このページは平均WIPと平均スループットが同じ境界で整合しているかを見る一次確認です。ばらつき、待ち、段取り、検査、搬送、停止は別に確認してください。
- かんばん枚数やバッファ量の計算に使えますか。
- このページでは決めません。WIPとリードタイムの粗い関係を見たうえで、製品別の需要変動、補充ルール、ロット、容器数、安全在庫、運用制約を別に確認してください。
- 観察リードタイムが推定値より長い場合は異常ですか。
- このページだけでは異常とは判断しません。入力期間、WIP境界、スループットの平均期間、検査待ち、搬送待ち、バッチ待ち、停止を確認するためのきっかけとして使ってください。
- 日単位の入力はシフト時間でもよいですか。
- 入力できますが、このページの換算は24時間換算です。8時間シフトを1日として扱う場合は、スループットもリードタイムも同じ「シフト日」の定義に直してから入力してください。