必要台数計算ツール
目標数量、利用可能時間、1台あたりのサイクルタイムまたは時間あたり能力から、入力条件上の必要台数を切り上げで概算します。 任意で稼働率・能力係数と現在台数を入れると、1台あたり有効能力、現在台数での概算能力、目標数量との差も同じ前提で確認できます。
このページは、並列設備台数を考える前の一次確認用です。設備購入、人員配置、残業、納期、出荷、正式な生産スケジュール、投資判断、ROIを決めるものではありません。
入力条件
計算結果
-
このページで見ること
必要台数は、目標数量を1台あたり有効能力で割り、端数があれば切り上げて求めます。 ここでの1台あたり有効能力は、入力した利用可能時間、1台あたり能力、任意の稼働率・能力係数だけから計算します。
現在台数を入力した場合は、現在台数での概算能力と目標数量との差も表示します。 現在台数を空欄にした場合は、現在台数との差は算出なしとして扱い、0台とはみなしません。
使用式
- サイクルタイム入力: 1台あたり名目能力 = 利用可能時間 / 1台あたりサイクルタイム
- 能力入力: 1台あたり名目能力 = 1台あたり能力 個/h × 利用可能時間 / 60
- 1台あたり有効能力 = 1台あたり名目能力 × 稼働率・能力係数 / 100
- 必要台数の目安 = ceil(目標数量 / 1台あたり有効能力)
- 現在台数での概算能力 = 現在台数 × 1台あたり有効能力
- 現在台数での差 = 現在台数での概算能力 - 目標数量
計算例
目標数量1000個、利用可能時間420分、1台あたりサイクルタイム1.0分/個、稼働率・能力係数80%、現在台数2台の場合。 1台あたり名目能力は420個、有効能力は336個です。1000 / 336 = 2.976... なので、必要台数の目安は3台になります。 現在2台での概算能力は672個、目標数量との差は-328個です。
目標数量900個、利用可能時間360分、1台あたり能力100個/h、稼働率・能力係数100%、現在台数3台の場合。 1台あたり有効能力は600個です。900 / 600 = 1.5 なので、必要台数の目安は2台になります。 現在3台での概算能力は1800個、目標数量との差は+900個です。
目標数量1200個、利用可能時間480分、1台あたりサイクルタイム0.8分/個、係数100%の場合。 1台あたり有効能力は600個です。1200 / 600 = 2 なので、端数はなく、必要台数の目安は2台です。
入力値の注意点
- 目標数量、利用可能時間、1台能力は、同じ製品、同じ工程、同じ時間枠でそろえてください。
- 稼働率・能力係数は、利用者が入力する仮定値です。実際のOEEや可動率を検証するものではありません。
- 段取り、保全、品質ロス、材料、治具、後工程、バッファ、WIP、製品ミックス、詳細なラインバランスは含みません。
- この結果は、設備購入、設備更新、人員配置、残業、納期、出荷、正式な生産スケジュール、投資判断、ROIの根拠には使わないでください。
他の設備計算との違い
タクトタイム・サイクルタイム計算は、必要ペースと実測ペースの差を見るページです。 ライン能力・ボトルネック計算は、複数工程のサイクルタイムから静的なライン能力を見ます。 このページは、1台能力を基準にした並列台数の概算を見るページです。
途中実績から残りペースを見る場合は生産達成率・必要ペース計算、 ロット単位で処理できる数量を見る場合はバッチ・ロット処理能力計算も確認してください。
FAQ
- 必要台数が大きく出たら、設備を増やすべきですか。
- このページだけでは判断できません。入力条件上の概算台数を示すだけなので、工程分割、段取り、保全、品質ロス、後工程、材料、予算、運用制約を別に確認してください。
- サイクルタイムと1時間あたり能力のどちらを使えばよいですか。
- 1個あたりの時間が分かる場合はサイクルタイム、既に1時間あたり能力として管理している場合は能力入力を使ってください。選択していない入力欄は空欄で構いません。
- 稼働率・能力係数にはOEEを入れてよいですか。
- 現場で同じ時間枠の補正係数として使うなら入力できます。ただし、このページはOEEそのものを検証しません。
- 現在台数を空欄にするとどうなりますか。
- 現在台数との差は算出なしになります。空欄は0台として扱いません。
- 現在台数に0台を入れてよいですか。
- 新規工程などの比較用入力として0台は使えます。ただし、導入や購入を勧める意味ではありません。