圧縮空気単価・原単位計算
コンプレッサーの平均入力電力、標準空気流量、年間電力量、年間標準空気量、電力単価から、圧縮空気の電力量原単位(kWh/Nm3)と単価(円/Nm3)、年間電気代を概算します。 改善前後の原単位差から、圧縮空気省エネ施策の年間削減見込みを確認する用途にも使えます。
このページは標準空気量(Nm3)を基準にしたスクリーニング計算です。実空気量(m3)、圧力条件、温度条件、基本料金、デマンド料金、補機動力、台数制御、アンロード損失は必要に応じて別途確認してください。
計算結果
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結果の読み方
- 電力量原単位(kWh/Nm3)は、標準空気量1 Nm3を作るために必要な電力量の目安です。小さいほど効率がよい傾向です。
- 圧縮空気単価(円/Nm3)は、電力量原単位に電力単価を掛けた値です。漏れ修理や圧力低減の効果を金額感に直すときに使えます。
- 年間電気代は従量料金ベースの概算です。基本料金やデマンド料金、契約電力、補機動力は含めていません。
- 改善前後の比較では、改善後の原単位が大きい場合は削減ではなく増加見込みとして扱います。
使用式
- 標準空気流量 Q [Nm3/h] = Q [Nm3/min] × 60
- 年間標準空気量 V [Nm3/年] = Q [Nm3/h] × 年間運転時間 [h/年]
- 年間電力量 E [kWh/年] = 平均入力電力 [kW] × 年間運転時間 [h/年]
- 電力量原単位 [kWh/Nm3] = 平均入力電力 [kW] ÷ 標準空気流量 [Nm3/h]
- 年間集計から求める場合: 電力量原単位 [kWh/Nm3] = 年間電力量 [kWh/年] ÷ 年間標準空気量 [Nm3/年]
- 圧縮空気単価 [円/Nm3] = 電力量原単位 [kWh/Nm3] × 電力単価 [円/kWh]
- 年間削減見込み [円/年] = (改善前単価 - 改善後単価) × 評価年間標準空気量 [Nm3/年]
計算例
平均入力電力60 kW、平均標準空気流量10 Nm3/min、年間運転時間8000 h/年、電力単価25円/kWhの場合、標準空気流量は600 Nm3/h、年間標準空気量は4,800,000 Nm3/年、年間電力量は480,000 kWh/年です。 電力量原単位は0.1 kWh/Nm3、圧縮空気単価は2.5円/Nm3、年間電気代は12,000,000円/年となります。
よくある間違い
- Nm3とm3を混同すると、圧力・温度条件の違いで原単位がずれます。流量計の基準状態を確認してください。
- 定格電力だけで計算すると、実負荷やアンロード運転を反映できないことがあります。できれば実測電力量や平均入力電力を使ってください。
- 電力単価だけで年間費用を断定すると、基本料金・デマンド料金・契約電力を見落とします。正式評価では契約条件を確認してください。
- 改善前後の空気使用量が大きく変わる場合、同じ評価年間標準空気量で比較するのか、実際の使用量差も含めるのかを分けて整理してください。
FAQ
- 圧縮空気単価とは何ですか?
- 標準空気量1 Nm3を作るためにかかる電気代の目安です。電力量原単位(kWh/Nm3)に電力単価(円/kWh)を掛けて求めます。
- 電力量原単位は何に使えますか?
- コンプレッサーの運用効率、漏れ対策、圧力低減、台数制御、ドライヤ見直しなどの改善前後比較に使えます。
- この結果をそのまま電気料金の請求額と見なしてよいですか?
- いいえ。ここでは従量料金ベースで概算します。基本料金、デマンド料金、契約電力、補機動力、運転制御は必要に応じて別途確認してください。
- Nm3/hとm3/hは同じですか?
- 同じではありません。Nm3/hは標準状態に換算した流量、m3/hは実際の圧力・温度条件での体積流量を表すことが多いため、基準を確認してください。