窒素 N2 密度・圧縮係数Z

窒素の密度計算

窒素ガスの密度を、温度・圧力条件から計算します。30℃・1 atmの代表値をすぐ確認しつつ、 高圧条件では実在気体EOSで密度、圧縮係数Z、理想気体との差、粘度・動粘度の目安もまとめて表示します。

すぐ使える代表値

30℃、1 atm付近で窒素ガスを扱うときの目安です。

密度 ρ
1.1263091 kg/m³
1.1263091 g/L
圧縮係数 Z
0.999843
30 ℃, 1 atm

出典: NIST Chemistry WebBook / Nitrogen fluid properties。正式な設計・保証値には、使用条件に合う最新の物性データを確認してください。

条件を変えて計算する

検証範囲内ではNIST/REFPROP・CoolProp相当の窒素EOSを使い、範囲外では警告付きで理想気体近似に切り替えます。

計算結果

条件: 30.00 ℃ / 303.15 K、 1 atm(101325 Pa)

密度 ρ
1.12631 kg/m³
1.12631 g/L
高精度(実在気体)で計算
圧縮係数 Z
0.999843
NIST/REFPROP・CoolProp相当の窒素Helmholtz EOS
理想気体との差
理想気体式とほぼ同じ密度です。
理想気体密度: 1.12613 kg/m³
差: 0.02 %
補助物性
18.034911 μPa·s
動粘度: 16.012400 cSt
30℃・1 atmでの推算値とNIST確認値の差: このページの密度計算値は -0.000 % 程度です。 圧力が高いほど理想気体との差が大きくなるため、配管圧損やレイノルズ数では同じ条件の密度を使うのが安全です。

NIST確認値との比較

30℃でのNIST WebBook確認値に対し、ページ内の窒素EOSで同等の値になることを確認しています。 低圧では理想気体に近い一方、高圧では圧縮係数Zと密度差を確認してから配管計算へ渡すのがおすすめです。

圧力 NIST密度 kg/m³ Z
0.101325 MPa 1.1263091 0.999843
5 MPa 55.695897 0.997745
10 MPa 110.35741 1.007097
20 MPa 209.90190 1.058977

計算式と定数

検証範囲内では窒素のHelmholtz型EOSで密度を求めます。密度は配管圧損、レイノルズ数、ガス流量換算で 粘度と同じくらい効いてくるため、温度・圧力が変わる場合は1 atm代表値をそのまま使わないようにしてください。

項目
molecular_weight 28.01348 g/mol
critical_temperature 126.192 K
critical_pressure 3.3958 MPa
critical_molar_density 11183.901 mol/m³
density_model Helmholtz EOS (Span/CoolProp Nitrogen)
transport_correlation Lemmon-IJT-2004
validated_range 250-500 K, 0.1-20.2 MPa

FAQ

窒素の密度は30℃でいくつですか?

30℃、1 atm付近では、NIST確認値として 1.1263091 kg/m³(1.1263091 g/L)が目安です。

kg/m³ と g/L は同じ数値ですか?

はい。密度では 1 kg/m³ = 1 g/L なので、数値は同じです。配管計算やレイノルズ数では kg/m³ にそろえると扱いやすくなります。

なぜ高圧ではZが必要ですか?

理想気体ではZ=1として ρ = PM / RT で密度を求めますが、高圧では分子間相互作用の影響でZが1から外れます。 Zを使った実在気体計算では ρ = PM / (ZRT) となり、圧損・流量・レイノルズ数に使う密度のずれを小さくできます。

高圧では理想気体密度を使ってよいですか?

低圧では近い値になりますが、高圧ではZが1から外れ、密度差が無視できなくなる場合があります。 このページでは検証範囲内で実在気体EOSを使い、理想気体との差も表示します。

配管圧損やレイノルズ数にはどの密度を使いますか?

配管内の実際の温度・圧力に合わせた密度 kg/m³ を使ってください。常圧の代表値を高圧条件に流用すると、 レイノルズ数、圧力損失、Nm³/hと実流量の換算で誤差が大きくなることがあります。

粘度ページとどう使い分ければよいですか?

密度を主に見たい場合はこのページ、粘度・mPa·s・cP・動粘度を主に見たい場合は窒素粘度ページが便利です。 どちらも同じ窒素物性モジュールを使っているため、同じ温度・圧力条件でそろえて確認できます。