GAS PROPERTY
窒素ガスの密度計算
温度と圧力から窒素ガスの密度と圧縮係数Zを確認します。高圧条件では実在気体モデルを使い、配管圧損やレイノルズ数に渡す密度の前提をそろえます。
圧力は絶対圧で扱います。高圧条件では、結果欄のZと理想気体との差もあわせて確認してください。
CALCULATION SCOPE
計算の対象範囲
用途と条件の扱いを確認してから計算すると、物性値の取り違えを減らせます。
- 主な用途
- 窒素ガスの密度・圧縮係数Zを確認し、配管圧損、レイノルズ数、ガス流量の前提に使います。
- 推奨・検証条件
- 高精度(実在気体): 250〜500 K、0.1〜20.2 MPa(絶対圧)
- 計算モデル
- Helmholtz型EOS(NIST/REFPROP・CoolProp相当)
- 条件外の扱い
- 1.2 atm以下では低圧近似を使えます。1.2 atmを超える高圧で高精度範囲外の条件は、近似へ切り替えずエラーで停止します。
REFERENCE
30℃・1 atm付近の代表値
- 密度 ρ
- 1.1263091 kg/m³
- 圧縮係数 Z
- 0.999843
1.1263091 g/L、30 ℃, 1 atm。出典: NIST Chemistry WebBook / Nitrogen fluid properties。正式な設計・保証値には使用条件に合う最新の物性データを確認してください。
窒素ガス密度の計算結果
計算済み条件: 30.00 ℃ / 303.15 K、1 atm(101325 Pa)
1.12631 g/L・高精度(実在気体)で計算
- 圧縮係数 Z
- 0.999843
- 動粘度 ν
- 16.012400 cSt
- 粘度 μ
- 18.034911 μPa·s
- 理想気体密度
- 1.12613 kg/m³
理想気体との差: 理想気体式とほぼ同じ密度です。(0.02 %)。NIST/REFPROP・CoolProp相当の窒素Helmholtz EOS
30℃・1 atmのNIST確認値との差: このページの密度計算値は -0.000 % 程度です。圧力が高いほど理想気体との差が大きくなるため、配管圧損やレイノルズ数では同じ条件の密度を使います。
入力条件が変更されています。表示中の結果は変更前の値です。もう一度「計算する」を押してください。
NIST確認値との比較
30℃でのNIST WebBook確認値に対し、ページ内の窒素EOSで同等の値になることを確認しています。 低圧では理想気体に近い一方、高圧では圧縮係数Zと密度差を確認してから配管計算へ渡すのがおすすめです。
| 圧力 | NIST密度 kg/m³ | Z |
|---|---|---|
| 0.101325 MPa | 1.1263091 | 0.999843 |
| 5 MPa | 55.695897 | 0.997745 |
| 10 MPa | 110.35741 | 1.007097 |
| 20 MPa | 209.90190 | 1.058977 |
計算式と定数
検証範囲内では窒素のHelmholtz型EOSで密度を求めます。密度は配管圧損、レイノルズ数、ガス流量換算で 粘度と同じくらい効いてくるため、温度・圧力が変わる場合は1 atm代表値をそのまま使わないようにしてください。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| molecular_weight | 28.01348 g/mol |
| critical_temperature | 126.192 K |
| critical_pressure | 3.3958 MPa |
| critical_molar_density | 11183.901 mol/m³ |
| density_model | Helmholtz EOS (Span/CoolProp Nitrogen) |
| transport_correlation | Lemmon-IJT-2004 |
| validated_range | 250-500 K, 0.1-20.2 MPa |
FAQ
窒素の密度は30℃でいくつですか?
30℃、1 atm付近では、NIST確認値として 1.1263091 kg/m³(1.1263091 g/L)が目安です。
kg/m³ と g/L は同じ数値ですか?
はい。密度では 1 kg/m³ = 1 g/L なので、数値は同じです。配管計算やレイノルズ数では kg/m³ にそろえると扱いやすくなります。
なぜ高圧ではZが必要ですか?
理想気体ではZ=1として ρ = PM / RT で密度を求めますが、高圧では分子間相互作用の影響でZが1から外れます。 Zを使った実在気体計算では ρ = PM / (ZRT) となり、圧損・流量・レイノルズ数に使う密度のずれを小さくできます。
高圧では理想気体密度を使ってよいですか?
低圧では近い値になりますが、高圧ではZが1から外れ、密度差が無視できなくなる場合があります。 このページでは検証範囲内で実在気体EOSを使い、理想気体との差も表示します。
配管圧損やレイノルズ数にはどの密度を使いますか?
配管内の実際の温度・圧力に合わせた密度 kg/m³ を使ってください。常圧の代表値を高圧条件に流用すると、 レイノルズ数、圧力損失、Nm³/hと実流量の換算で誤差が大きくなることがあります。
粘度ページとどう使い分ければよいですか?
密度を主に見たい場合はこのページ、粘度・mPa·s・cP・動粘度を主に見たい場合は窒素粘度ページが便利です。 どちらも同じ窒素物性モジュールを使っているため、同じ温度・圧力条件でそろえて確認できます。