蒸気単価計算
燃料単価、低位発熱量、ボイラー効率、蒸気1kgあたりの必要熱量から、蒸気単価を円/kg・円/tで概算します。 既知の燃料消費量と蒸気発生量がある場合は、実績値から蒸気単価を逆算できます。
このページは燃料費ベースの蒸気単価を求めるための概算です。 実際の総コストには、補給水、水処理薬品、ブロー損失、ドレン回収、保全費、基本料金、デマンド料金、配管放熱損失などが含まれる場合があります。
計算結果
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結果の読み方
- 円/kg-蒸気と円/t-蒸気は、蒸気使用量、蒸気漏れ、ドレン回収効果を同じ単価基準で比較するための燃料費ベースの概算です。
- 燃料の低位発熱量(LHV)と高位発熱量(HHV)、ボイラー効率、給水温度、ブロー、ドレン回収の扱いが変わると結果も変わります。
- 蒸気漏れ損失、ドレン回収、省エネ投資回収を評価するときは、同じ前提で求めた蒸気単価を使うと比較しやすくなります。
- この結果だけで工場全体の蒸気原価とは断定できません。水処理、保全、配管放熱、基本料金などを含める場合は別途整理してください。
使用式
- 燃料投入熱量 [kJ/kg-蒸気] = 蒸気1kgあたりの必要熱量 / (ボイラー効率 / 100)
- 燃料使用量原単位 = 燃料投入熱量 / 燃料の低位発熱量
- 蒸気単価 [円/kg] = 燃料使用量原単位 × 燃料単価
- 蒸気単価 [円/t] = 蒸気単価 [円/kg] × 1000
- 既知実績からの逆算: 蒸気単価 [円/kg] = 燃料費 [円/h] / 蒸気発生量 [kg/h]
計算例
蒸気1kgあたりの必要熱量を2500 kJ/kg、ボイラー効率を85%、燃料の低位発熱量を40 MJ/kg、燃料単価を80 円/kgとすると、 蒸気単価は約5.88 円/kg、約5,882 円/tです。
入力値の注意点
- 低位発熱量(LHV)を使う前提です。高位発熱量(HHV)を使う場合は条件をそろえて比較してください。
- 燃料単価と発熱量の基準は、kg系またはNm³系でそろえてください。kg燃料とNm³燃料は自動換算しません。
- 蒸気1kgあたりの必要熱量は、蒸気圧力、給水温度、ドレン回収、ブロー条件で変わります。詳細は既存の蒸気物性・ドレン回収・ブロー損失ページも確認してください。
- このページの蒸気単価は燃料費ベースの概算です。総コストを比較する場合は、水処理、保全費、配管放熱、基本料金なども別途確認してください。
よくある間違い
- 円/kg燃料と円/Nm³燃料を混在させると、蒸気単価が大きくずれます。
- LHVとHHVを混ぜて比較すると、燃料使用量や単価評価がずれます。
- 蒸気漏れ損失やドレン回収効果を評価するときは、同じ前提で求めた蒸気単価を使ってください。
- 燃料費だけで「工場全体の蒸気原価」を断定しないでください。設備条件によって含める費目が変わります。
FAQ
蒸気単価は何を含みますか?
このページでは主に燃料費をもとにした蒸気単価を計算します。水処理費、保全費、ブロー損失、ドレン回収、配管放熱損失、基本料金などは必要に応じて別途加味してください。
LHVとHHVはどちらを使いますか?
このページでは低位発熱量(LHV)を基本にしています。社内基準や燃料契約で高位発熱量(HHV)を使う場合は、比較するページや実績値の前提をそろえてください。
蒸気漏れ損失計算にはどの単価を使えばよいですか?
燃料費ベースで評価する場合は、このページで求めた円/kgの蒸気単価を使えます。全社の原価管理に使う場合は、対象範囲に含める費目を確認してください。
ドレン回収やブロー損失はどう扱いますか?
それらは蒸気単価に影響しますが、このページの基本式には含めていません。ドレン回収省エネ効果計算やボイラーブロー損失計算で影響を別途確認できます。