湿球温度計算

乾球温度と相対湿度から、湿球温度を概算します。 冷却塔のアプローチ・レンジ・効率計算で使う外気湿球温度の一次確認に使えます。

このページで扱う範囲

本ページでは、Stull(2011)の近似式を用いて、標準大気圧付近の乾球温度・相対湿度から湿球温度を概算します。 適用範囲は乾球温度 -20〜50℃、相対湿度 5〜100% を目安にしてください。

外部の気象データ取得は行いません。冷却塔の設計では、現地条件、設計湿球温度、メーカー性能表も確認してください。



%

相対湿度100%では湿球温度は乾球温度と同じとして扱います。5%未満の低湿度や低温・低湿度条件では近似誤差が大きくなる場合があります。

計算結果

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使用式

Stull近似式:

Twb = T atan(0.151977(RH + 8.313659)^0.5) + atan(T + RH) - atan(RH - 1.676331) + 0.00391838 RH^1.5 atan(0.023101 RH) - 4.686035

  • T: 乾球温度(℃)
  • RH: 相対湿度(%)
  • Twb: 湿球温度(℃)

注意書き

  • この計算は標準大気圧付近の経験式による概算です。高地や加圧・減圧条件では誤差が大きくなる場合があります。
  • 冷却塔のアプローチは出口水温と外気湿球温度の差です。湿球温度は乾球温度とは異なります。
  • 設計では、設計湿球温度、現地測定値、季節条件、メーカー性能表を確認してください。
  • 人体の暑熱リスク評価や労働安全判断を目的とするページではありません。

FAQ

乾球温度と湿球温度は何が違いますか?

乾球温度は通常の温度計で測る空気温度です。湿球温度は水の蒸発冷却を考慮した温度で、空気が乾いているほど乾球温度より低くなります。

冷却塔計算で湿球温度が必要なのはなぜですか?

開放式冷却塔では、外気湿球温度が冷却水温の下限に近い目安になります。出口水温が湿球温度にどれだけ近いかをアプローチとして確認します。

相対湿度100%ではどうなりますか?

相対湿度100%では蒸発による冷却余地がほぼないため、湿球温度は乾球温度と同じとして扱います。

この結果をそのまま設計湿球温度に使えますか?

いいえ。設計湿球温度は地域、季節、設計基準、設備の重要度で決めます。本ページは入力条件に対する概算確認用です。