露点温度・絶対湿度計算
乾球温度、相対湿度、大気圧から、露点温度、水蒸気分圧、絶対湿度、湿度比を概算します。 湿球温度計算や冷却塔条件の確認、結露しやすさの一次確認に使えます。
このページで扱う範囲
露点温度と飽和水蒸気圧はMagnus式の近似で計算します。 乾球温度は -40〜60℃、相対湿度は0%より大きく100%以下を目安にしてください。
本ページは外部の気象データ取得や空気線図の厳密計算を行いません。 実設備では現地条件、設計外気条件、換気・除湿条件、メーカー資料も確認してください。
計算結果
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使用式
飽和水蒸気圧(Magnus式):
e_s = 6.112 × exp(17.67 T / (T + 243.5))
水蒸気分圧:
e = RH / 100 × e_s
露点温度:
γ = ln(RH / 100) + 17.67 T / (243.5 + T)
T_dew = 243.5 γ / (17.67 - γ)
絶対湿度:
AH = 216.7 e / (T + 273.15)
湿度比:
W = 0.62198 e / (P - e)
- T: 乾球温度(℃)
- RH: 相対湿度(%)
- e_s: 飽和水蒸気圧(hPa)
- e: 水蒸気分圧(絶対湿度ではhPa、湿度比ではkPaに換算)
- P: 大気圧(kPa)
- AH: 絶対湿度(g/m³)
- W: 湿度比(kg/kgDA)
注意書き
- 露点温度は、空気中の水蒸気が凝縮し始める温度の目安です。表面温度が露点温度を下回ると結露しやすくなります。
- 絶対湿度は空気1 m³あたりの水蒸気量、湿度比は乾き空気1 kgあたりの水蒸気量です。用途により使い分けてください。
- 大気圧の入力は湿度比や湿り空気の比エンタルピーに影響します。標準大気圧付近以外では、現地の圧力条件を確認してください。
- 0℃未満の露点・飽和水蒸気圧は、水面基準か氷面基準かで厳密値が変わります。本ページでは概算値として扱ってください。
- 本ページは概算用です。除湿設備、空調設計、冷却塔設計では空気線図、設計基準、実測値も確認してください。
- 健康・安全・衛生管理の判断を目的とするページではありません。必要に応じて専門基準や測定器の仕様を確認してください。
FAQ
露点温度とは何ですか?
露点温度は、空気を冷やしたときに水蒸気が凝縮し始める温度の目安です。表面温度が露点温度より低いと、結露が起こりやすくなります。
露点温度と湿球温度は何が違いますか?
露点温度は水蒸気が飽和する温度、湿球温度は蒸発冷却を考慮した温度です。冷却塔の性能確認では湿球温度、結露や除湿条件の確認では露点温度がよく使われます。
絶対湿度と相対湿度は何が違いますか?
相対湿度は、その温度で飽和できる水蒸気量に対する割合です。絶対湿度は空気1 m³に含まれる水蒸気量で、温度が変わると相対湿度とは違う動きをします。
湿度比は何に使いますか?
湿度比は乾き空気1 kgあたりの水蒸気量で、空調・乾燥・除湿・空気線図の計算でよく使います。大気圧の影響を受けるため、圧力条件も確認してください。
冷却塔計算にも使えますか?
冷却塔のアプローチや効率には湿球温度が直接使われます。露点温度は結露や空気中の水分量の確認に役立ちますが、冷却塔性能の入力には湿球温度計算ページを使ってください。